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kintoneに外部からレコードを追加する方法

kintoneへ外部からレコードを追加するには標準機能だけでは難しいですが、無料で使えるウェブフォーム作成サービス「Forma」を活用すると簡単に実現できます。

kintone は業務の効率化や情報共有に優れたクラウド型の業務アプリケーションですが、外部からのレコード追加には制限があります。 本記事では、外部ユーザーがログインなしで簡単に kintone へレコード追加できる方法として、フォーム作成サービス「Forma」との連携手順や注意点、具体的な活用例をご紹介します。


kintone 標準機能の限界と課題

kintone の外部連携における制約

kintone は社内向けのデータ管理に優れたクラウドサービスですが、基本的には社内ユーザーやゲストスペース利用者向けの機能が中心です。 そのため、外部の取引先や顧客から直接データを受け取るための標準機能は用意されていません。

しかし、アンケートや問い合わせフォームなど、外部からの情報収集が必要なシーンは多く存在します。 これらの情報を kintone アプリに自動で登録するためには、何らかの方法で外部からのレコード追加を実現する必要があります。

API を用いた方法の難しさ

kintone には REST API が用意されており、外部システムからのレコード追加は技術的に可能ですが、認証やセキュリティ面の構築、プログラミング知識が求められるため、ノーコードでの導入は難しい現状があります。

また、そういった機能を利用したサービスは多く存在しますが、手軽に導入できるものは限られています。


Forma とは?kintone 連携の強み

Forma の基本概要

Forma は、ノーコードでウェブフォームを作成できるクラウド型フォームサービスです。 簡単な操作で問い合わせフォームやアンケートなどを作成できるだけでなく、kintone と連携することで入力内容を自動的に kintone アプリへ登録できます。

Forma の公式サイトでは、無料プランも提供されており、手軽に始められます。

kintone 連携によるメリット

  • 外部ユーザーがログイン不要で利用可能
  • フォーム入力内容が安全かつ自動で kintone に登録
  • ノーコードで運用・管理ができる

メリット

Forma連携なら、IT部門に頼らず現場担当者だけで外部受付フォームを簡単に構築し、kintoneデータベースに自動で連携できます。


Forma と kintone の連携手順

Forma アカウントと kintone アプリの準備

まず、Forma のアカウント登録と、連携先となる kintone のアプリを用意しましょう。kintone アプリには、外部から受け取りたい項目(名前、メールアドレス、問い合わせ内容など)のフィールドを作成しておきます。

Forma と kintone の連携設定

Forma の管理画面から「kintone 連携」を選択し、kintone のドメインやアプリ ID、API トークンを入力します。API トークンは kintone 側で事前に発行しておく必要があります。

Forma でウェブフォーム作成

Forma の管理画面から「新しいフォーム」を作成し、kintone アプリのフィールドに対応する形で項目を設計します。ドラッグ&ドロップ操作で直感的にフォーム設計が可能です。

kintone へのデータ送信設定

フォームの「アクション設定」などから、kintone への連携設定を行います。kintone のドメインやアプリ ID、API トークン(事前に kintone 側で発行が必要)などを入力します。

注意点

kintone APIトークンの権限は「レコード追加」に限定しましょう。万が一トークンが漏洩しても、他の操作はできないようにするためです。

公開とテスト

フォーム作成・連携設定が完了したら、フォームを公開して動作テストを行います。実際にフォームから情報を送信し、kintone アプリにレコードが自動追加されていることを確認しましょう。


活用シーンと応用例

取引先や顧客からの情報収集

外部の取引先や見込み顧客から、見積依頼や申し込みフォームを通じて情報を受け取り、kintone で一元管理できます。

社外アンケートやセミナー申込み

セミナー受付やアンケート、問い合わせフォームなど、社外からのさまざまなデータ収集に Forma×kintone 連携は最適です。

社内システムとの連携強化

社外から受け取ったデータを、kintone をハブとして他の業務システム(例:Salesforce、メール配信システムなど)へ自動連携することも可能です。


まとめ

kintone は業務の DX 推進に役立つクラウドサービスですが、標準機能だけでは外部からのレコード追加には限界があります。Forma のようなフォーム作成サービスを活用すれば、外部ユーザーがログイン不要でフォームからデータを送信し、そのまま kintone にレコード追加が可能になります。

コーディング不要で導入できるため、現場主導でスピーディに業務改善が図れるのも大きな魅力です。セキュリティへの配慮や実際の業務フローに合わせた活用を心がけて、kintone の活用範囲を大きく広げていきましょう。