サポートされる kintone フィールドタイプ
Forma でサポートされている kintone フィールドタイプと対応するフォーム要素の一覧
Forma は、kintone の多様なフィールドタイプをサポートし、自動的に適切なフォーム要素にマッピングします。このページでは、サポートされているフィールドタイプと、それぞれに対応する Forma のフォーム要素について説明します。
フィールドタイプの分類
kintone のフィールドは、その値の型によって以下のように分類されます。
文字列型の値を持つフィールド
これらのフィールドは、単一の文字列値を持ちます。
| kintone フィールドタイプ | フィールド名 | Forma フォーム要素 | 備考 |
|---|---|---|---|
SINGLE_LINE_TEXT | 文字列(1 行) | テキスト | - |
MULTI_LINE_TEXT | 文字列(複数行) | テキストエリア | - |
LINK | リンク | リンク | URL、電話番号、メールアドレスに対応 |
NUMBER | 数値 | 数値 | 最小値・最大値・単位の設定に対応 |
CALC | 計算 | (自動送信不可) | フォーム要素として利用不可 |
RADIO_BUTTON | ラジオボタン | ラジオボタン | 縦・横配置に対応 |
DROP_DOWN | ドロップダウン | セレクト | - |
DATE | 日付 | 日付 | - |
TIME | 時刻 | 時刻 | - |
DATETIME | 日時 | 日時 | - |
RECORD_NUMBER | レコード番号 | (自動生成) | フォーム要素として利用不可 |
CREATED_TIME | 作成日時 | (自動生成) | フォーム要素として利用不可 |
UPDATED_TIME | 更新日時 | (自動生成) | フォーム要素として利用不可 |
STATUS | ステータス | (プロセス管理) | フォーム要素として利用不可 |
RICH_TEXT | リッチテキスト | (未対応) | 将来的にサポート予定 |
文字列配列型の値を持つフィールド
これらのフィールドは、文字列の配列を値として持ちます。
| kintone フィールドタイプ | フィールド名 | Forma フォーム要素 | 備考 |
|---|---|---|---|
CHECK_BOX | チェックボックス | チェックボックス | 縦・横配置に対応 |
MULTI_SELECT | 複数選択 | 複数選択 | ドロップダウンで複数選択 |
CATEGORY | カテゴリー | (システムフィールド) | フォーム要素として利用不可 |
エンティティ型の値を持つフィールド
これらのフィールドは、{ code: string; name: string; } の形式のオブジェクトを値として持ちます。
| kintone フィールドタイプ | フィールド名 | Forma フォーム要素 | 備考 |
|---|---|---|---|
CREATOR | 作成者 | (自動生成) | フォーム要素として利用不可 |
MODIFIER | 更新者 | (自動生成) | フォーム要素として利用不可 |
エンティティ配列型の値を持つフィールド
これらのフィールドは、{ code: string; name: string; }[] の形式のオブジェクト配列を値として持ちます。
| kintone フィールドタイプ | フィールド名 | Forma フォーム要素 | 備考 |
|---|---|---|---|
USER_SELECT | ユーザー選択 | (未対応) | 将来的にサポート予定 |
ORGANIZATION_SELECT | 組織選択 | (未対応) | 将来的にサポート予定 |
GROUP_SELECT | グループ選択 | (未対応) | 将来的にサポート予定 |
STATUS_ASSIGNEE | ステータス担当者 | (未対応) | 将来的にサポート予定 |
その他のフィールドタイプ
| kintone フィールドタイプ | フィールド名 | Forma フォーム要素 | 備考 |
|---|---|---|---|
FILE | 添付ファイル | ファイル | 複数ファイルのアップロードに対応 |
SUBTABLE | サブテーブル | (未対応) | 将来的にサポート予定 |
REFERENCE_TABLE | 関連レコード一覧 | (未対応) | フォーム要素として利用不可 |
GROUP | グループ | (レイアウト) | フォーム要素として利用不可 |
フォーム要素の自動マッピング
Forma では、kintone アプリと接続すると、フィールド情報を自動的に取得し、適切なフォーム要素にマッピングします。
kintone フィールドを選択
フォームエディターで「kintone フィールドから追加」ボタンをクリックし、kintone アプリのフィールド一覧から追加したいフィールドを選択します。
自動マッピング
選択したフィールドのタイプに応じて、最適なフォーム要素が自動的に作成されます。例えば:
- 文字列(1 行) → テキスト入力フィールド
- チェックボックス → チェックボックス(選択肢も自動設定)
- 日付 → 日付選択フィールド
- 数値 → 数値入力フィールド(最小値・最大値・単位も自動設定)
各フィールドタイプの詳細
文字列(1 行) - SINGLE_LINE_TEXT
対応フォーム要素: テキスト
自動設定される項目:
- タイトル(kintone のフィールド名)
- 必須入力(kintone の設定を引き継ぎ)
カスタマイズ可能な項目:
- プレースホルダー
- 最小文字数・最大文字数
- デフォルト値
文字列(複数行) - MULTI_LINE_TEXT
対応フォーム要素: テキストエリア
自動設定される項目:
- タイトル(kintone のフィールド名)
- 必須入力(kintone の設定を引き継ぎ)
カスタマイズ可能な項目:
- プレースホルダー
- デフォルト値
リンク - LINK
対応フォーム要素: リンク
自動設定される項目:
- タイトル(kintone のフィールド名)
- プロトコル(URL / 電話番号 / メールアドレス)
- 必須入力(kintone の設定を引き継ぎ)
- デフォルト値
カスタマイズ可能な項目:
- プレースホルダー
- 最小文字数・最大文字数
数値 - NUMBER
対応フォーム要素: 数値
自動設定される項目:
- タイトル(kintone のフィールド名)
- 必須入力(kintone の設定を引き継ぎ)
- 最小値・最大値
- 単位
- 単位の表示位置(前 / 後)
カスタマイズ可能な項目:
- プレースホルダー
- デフォルト値
ルックアップフィールド(NUMBER 型)の場合、最小値・最大値・単位の設定は引き継がれません。
ラジオボタン - RADIO_BUTTON
対応フォーム要素: ラジオボタン
自動設定される項目:
- タイトル(kintone のフィールド名)
- 選択肢(kintone の設定を引き継ぎ)
- 配置方向(縦 / 横)
カスタマイズ可能な項目:
- 選択肢の追加・削除・並び替え
- デフォルト選択
チェックボックス - CHECK_BOX
対応フォーム要素: チェックボックス
自動設定される項目:
- タイトル(kintone のフィールド名)
- 選択肢(kintone の設定を引き継ぎ)
- 配置方向(縦 / 横)
- 必須入力(kintone の設定を引き継ぎ)
カスタマイズ可能な項目:
- 選択肢の追加・削除・並び替え
ドロップダウン - DROP_DOWN
対応フォーム要素: セレクト
自動設定される項目:
- タイトル(kintone のフィールド名)
- 選択肢(kintone の設定を引き継ぎ)
カスタマイズ可能な項目:
- プレースホルダー
- 選択肢の追加・削除・並び替え
複数選択 - MULTI_SELECT
対応フォーム要素: 複数選択
自動設定される項目:
- タイトル(kintone のフィールド名)
- 選択肢(kintone の設定を引き継ぎ)
- デフォルト値(kintone の設定を引き継ぎ)
- 必須入力(kintone の設定を引き継ぎ)
カスタマイズ可能な項目:
- プレースホルダー
- 選択肢の追加・削除・並び替え
日付 - DATE
対応フォーム要素: 日付
自動設定される項目:
- タイトル(kintone のフィールド名)
- 必須入力(kintone の設定を引き継ぎ)
カスタマイズ可能な項目:
- プレースホルダー
- デフォルト値
- 現在日付をデフォルトとして使用
時刻 - TIME
対応フォーム要素: 時刻
自動設定される項目:
- タイトル(kintone のフィールド名)
- 必須入力(kintone の設定を引き継ぎ)
- 現在時刻をデフォルトとして使用(kintone の設定を引き継ぎ)
カスタマイズ可能な項目:
- プレースホルダー
- デフォルト値
日時 - DATETIME
対応フォーム要素: 日時
自動設定される項目:
- タイトル(kintone のフィールド名)
- 必須入力(kintone の設定を引き継ぎ)
- 現在日時をデフォルトとして使用(kintone の設定を引き継ぎ)
カスタマイズ可能な項目:
- プレースホルダー
- デフォルト値
添付ファイル - FILE
対応フォーム要素: ファイル
自動設定される項目:
- タイトル(kintone のフィールド名)
- 必須入力(kintone の設定を引き継ぎ)
- 複数ファイルのアップロード(デフォルトで有効)
カスタマイズ可能な項目:
- プレースホルダー
- 複数ファイルの可否
フォーム要素として利用できないフィールド
以下のフィールドタイプは、フォーム要素として直接利用できません:
自動生成フィールド
- レコード番号 (
RECORD_NUMBER) - 作成者 (
CREATOR) - 作成日時 (
CREATED_TIME) - 更新者 (
MODIFIER) - 更新日時 (
UPDATED_TIME)
これらのフィールドは kintone によって自動的に設定されるため、フォームからの入力は不要です。
計算フィールド
- 計算 (
CALC)
計算フィールドは他のフィールドの値から自動計算されるため、フォームからの入力は不要です。
レイアウト・システムフィールド
- グループ (
GROUP) - 関連レコード一覧 (
REFERENCE_TABLE) - カテゴリー (
CATEGORY)
これらはフォームの入力フィールドとしては使用できません。
未対応フィールド(将来サポート予定)
以下のフィールドタイプは現在未対応ですが、将来的にサポートする予定です:
- リッチテキスト (
RICH_TEXT) - ユーザー選択 (
USER_SELECT) - 組織選択 (
ORGANIZATION_SELECT) - グループ選択 (
GROUP_SELECT) - ステータス担当者 (
STATUS_ASSIGNEE) - サブテーブル (
SUBTABLE)
これらのフィールドを kintone アプリで使用している場合、現時点ではフォームからデータを送信することはできません。データ制御機能の固定値設定を使用することで、特定の値を設定することは可能です。
トラブルシューティング
フィールドが表示されない
kintone アプリのフィールドがフォームエディターに表示されない場合:
- kintone アプリ接続が正しく設定されているか確認
- API トークンに適切な権限があるか確認
- 対象のフィールドが「フォーム要素として利用できないフィールド」に該当していないか確認
データ型のエラーが発生する
フォーム送信時にデータ型のエラーが発生する場合:
- フォーム要素のタイプと kintone フィールドのタイプが一致しているか確認
- 詳細はリクエストエラーの解決方法を参照